この時期の転職活動をしてみて
どんなに頑張っても実らないことがあると
就職活動を通して考えさせられたにもかかわらず
私は会社を辞めた
仕事を辞める時に考えなければいけないことは
次の転職先であるのは確実だが
今いる仕事先がとんでもないブラック企業で早く辞めなければ
自分の命の方が先だってしまうと感じた私は
転職先を考えずに辞めた
残業続きに対して周りはこれといって減らす努力は見えず
先輩からはこのままだと私みたいになるよと
辞めようとしたが真剣に聞いてもらえずに終わった話を聞かされた
恐ろしかった
元々先輩はとても仕事が出来る人だった
それでも残業をし続ける毎日
この人のように要領良くできるとは到底思えなかった
要領の良い人をこれ程までに要領悪く使う会社に寒気がした
日々恐ろしさが募った
どの会社も悪いところを飲み込んでするものだろう
そうなのかもしれない
でもどこかは良いところがあるから仕事は続けられるものだ
給料がいい
早く帰れる
時間の融通が利く
次を探すのはめんどくさいという気持ちだけで
この会社を20年30年と続けていけるとは思えなかった
いろいろと理由を付けなければ私は転職出来無かった
辞めた時は最高に気持ちよかった
次は絶対良いところに行くんだと気持ちも新鮮だった
新卒の時はあまり動かなかったから
自分に合わない会社だったのだ
今度こそは
そんな時に流行病が世間で蔓延してしまった
ハローワークに行くとたくさんの人がいた
コロナが関係しているのかは定かではないが
みんな生きるために働き場所を探しているのだ
コロナが蔓延している割に募集は多かった
働き手はいつだって必要なのだ
定時で帰れること
年間休日120日以上
この二つが私の中で特に重要だった
しっかりしているところなら難しくないだろうと
お気楽だった
この転職を機に自分の出来なかったことをしようと考えた
全てがプライベートの時間が出来たのだ
無駄にしたくなかった
読めていなかった本を読んだり
積んでいたゲームをしたり
何か資格を取るのもいいだろう
やりたいことを万全の状態ですることはできない
絶対に何かしらのマイナス要素がついて回る
年を取ると時間をどう使うかが大切だと切に感じた
中々採用は出なかった
焦る気持ちと心配する親に
好きなものをする時間がしてはいけない時間に感じていった
前に働いていたときより辛かった
転職活動を就職中にすれば良かったと後悔するようになった
こんなことなら転職なんてしなければ良かったとさえ考え始めた
転職のゴールラインが
前よりも良い会社から
何処でも良いから早く就職しなくちゃに変わっていった
母親にどうして採用されないのかを言われたときも
何がダメなんだろうねと言われるたびに
自分は何もかも駄目な人間に思えた
自分は働きたいのに誰にも採用してもらえない事が
更に重荷になっていった
転職がどんなものか分からなかったので
YouTubeで転職について調べると
たくさん動画が出てきた
再生回数の多いものを見ていたが
どれも人の不安を煽るような文面に苛立ちを感じた
『転職に失敗する答え』
『転職で失敗する人の特徴』
『転職の時期は今はダメ』
再生数の数分
転職をしようとした人達が不安に駆られて見たのだろう
どうしたら採用されるのか分からなくて
たどり着いた動画でも失敗する人間はこんな人だと言われ
自分はそんなことしない
そういう人じゃないと
不安な心を弄ばれるのだ
どうして辛い思いをしている人々を尚辛い言葉で叩こうとするのだろう
『転職』と入れただけで失敗に関する動画が数多く出てくる
私はこの時、採用を貰っていなかったので手当たり次第に再生したが
見ているうちに
この人達は転職活動に失敗した人を食い物にして生きている人間である
そんな考えにたどり着き見るのも苦痛になっていった
会社へ面接に行くと
何故辞めたのかを聞かれる
最初は前の会社でどのような事があったかを話し
自身はどんなことが出来るかを思いつく限り話した
面接をするということは
自分の事を知ろうとしてくれていると考えていたからだ
自分は事務員として働きたかった
人と話すことも楽しいが
「黙々と作業していると気付けば時間だった」が自分の考える仕事の理想だった
そんな仕事は事務であると考えていた
動画を出している人間が見たらダメダメな面接だっただろう
その通り結果はどれも惨敗だ
なんなら面接の途中に
「お前の考え方は幼稚でうちには合わない」と
面と向かって半笑いで言われたこともあった
とても良い雰囲気で終わった面接も
不採用の小さな封筒が届いて終わる事が何度もあった
今、コロナで会社側は選びたい放題なんだそうだ
経験も浅くすぐ辞めてしまった
堪え性のない私は社会にとっていらないモノだったのだ
そんな中
15社程受けてやっと一社から採用された
転職活動としてはかなり少ない方だろう
それでもやっとだった
周りのストレスから解放され
前よりも良い環境へ移ることが出来るんだと思うと
本当に涙がでた
親へ報告すると色々考えてくれていたのだろう
泣いて喜んでくれた
今度こそはこの場所で何十年と働こう
私が足を運んで選んだ会社だから
ここまで見る人がいるのか分かりませんが読んでくれた方がいましたら
拙い心の吐露を読んでいただきありがとうございました
ここに来られたと言うことは
何かしら転職で悩みがあっていらっしゃったのかもしれません
私は先を考えず行動し、何事もどうにかなると楽観視した人間なので
転職活動がこんなに心を苦しませるものだとは思っておりませんでした
読んでくれたあなたが
1,少しでもお金に余裕がある方でしたら
是非一度ハローワークや
インターネットで検索して出てくる転職用アプリを活用することをお勧めします
どんなところが募集しているか、自分の環境と照らし合わせていくと
自分のいる環境が一番ひどく思えますが、その環境は見慣れているからだと思います
私がそうでした
自分のいるところが一番酷く、退職すれば周りにたくさん転職先はあると軽く見ていました
2,心もお金も余裕のない方はどうかご自身を大切にしてください
思っているより世の中仕事はあります
あなたを疎かにする会社よりもっとあなたを大切にしてくれる会社が
いくらでもあります
実は私あんな風に書いておいてまた職なしなんです
どうにもなんないこともどうにかなるのが人生みたいです
最近はもっと面白いことがないか探す人生も楽しいなと考えています
あなたが歩んだ道はどう頑張ってもあなたにしか歩めなかった
あなただけの人生です
こんなところで終わるのはもったいなくないですか?
その話を文にするのも面白いかもしれませんよ?
いろんな事があると思いますが
ここにきた皆様が
素晴らしい出会いと巡り会えますように
またの機会に!とふわとわとでした!